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医療コラム

ホワイトニングで歯がもろくなる?治療を受けられない方の特徴や注意点を解説

医療コラム

目次

ホワイトニングで歯はもろくなる
ホワイトニングで歯がもろくなるといわれる理由
 知覚過敏になりやすい
 歯肉にしみる
 使用する薬剤へのイメージ
 色戻りすることがある
ホワイトニングが受けられない方の特徴
 18歳未満の方
 虫歯や歯周病の方
 歯にひびが入っている方
 妊娠中や授乳中の方
 無カタラーゼ症の方
 光線アレルギーの方
 嘔吐反射や呼吸器疾患のある方
ホワイトニング4つの種類
 オフィスホワイトニング
 ホームホワイトニング
 デュアルホワイトニング
 セルフホワイトニング
ホワイトニング後に注意すること
 ホワイトニング後2~3時間に避けてほしい物
 ホワイトニング後24時間は控えてほしい物
 歯磨きには「ホワイトニング歯磨き粉」を使用する
 定期的に歯科医院でケアを受ける

まとめ

導入

歯を白く綺麗にする方法にホワイトニングがあり、審美歯科として人気の治療方法です。
ただ、『ホワイトニングをすると歯がもろくなる』と聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。
ホワイトニングで本当に歯はもろくなるのでしょうか。

この記事では、ホワイトニングで歯はもろくなるのか、そう言われている理由やホワイトニング後に注意することなどを解説します。
ホワイトニングを受けたいと思っている方、歯がもろくなってしまうのかと不安を抱えている方はぜひ最後までご覧ください。

ホワイトニングで歯はもろくなる?

正しい方法でホワイトニングを行った場合、歯がもろくなることはありません。

正しいホワイトニングでは、主に過酸化水素と過酸化尿素などの薬剤を用いて、歯の表面に付着した黄ばみの原因となる色素を分解して歯を白くします。
薬剤に反応するのは黄ばみの原因となっている色素のみであり、歯の構成要素ではないため、歯にダメージを与えることはありません。

もちろん、間違った方法でホワイトニングを行った場合には、歯がもろくなってしまう可能性もあるため、自己流のホワイトニングを行うのは危険です。
ホワイトニングには自宅で行う種類もありますが、歯科医師の指導の下、適切な濃度の薬剤を使用してホワイトニングを行いましょう。

ホワイトニングで歯がもろくなるといわれる理由

正しい方法でホワイトニングを行えば歯がもろくなることはありませんが、『ホワイトニングで歯がもろくなる』といわれている理由があります。
ここでは、ホワイトニングで歯がもろくなるといわれている4つの理由について解説します。

知覚過敏になりやすい

ホワイトニングを行うと、一時的に熱い物や冷たい物などを飲んだり食べたりした際にしみる『知覚過敏』の症状が出ることがあります。

今まで知覚過敏の症状がない方であれば、『ホワイトニングをしたから知覚過敏になった』と思うかもしれません。

しかし、この知覚過敏の症状はあくまでも一時的なものです。

ホワイトニングの薬剤は歯の表面にあるぺリクル(さまざまな刺激から歯を守る薄い膜)を一時的に剥がしてしまいます。

そのため、熱い物や冷たい物などの刺激が歯に直接届いてしまい知覚過敏の症状が現れます。

ただ、このペリクルは一度剥がれても12~48時間以内に再生されるため、時間の経過とともに知覚過敏の症状は改善するでしょう。

歯肉にしみる

歯肉にホワイトニングの薬剤が触れると痛みを感じることがあります。

歯科医院では、歯肉を保護してからホワイトニングを行うため歯肉が痛むことは少ないです。

ただ、自分でホワイトニングを行う場合は、薬剤が多いとマウスピースから漏れて歯肉に触れてしまい、痛みを感じるかもしれません。

痛みを感じた場合はホワイトニングを一時中断し、薬剤を綺麗に拭き取って様子を見ましょう。

ピリピリとした痛みが一時的な場合は、次回からは使用する薬剤の量に注意しながらホワイトニングを続ければ問題ありません。

しかし、歯肉の痛みが一時的ではなく1日以上続く場合や、歯肉ではなく薬剤の付着した歯が痛む場合はできるだけ早く歯科医院を受診し、診察を受けましょう。

使用する薬剤へのイメージ

歯科医院で使用されるホワイトニングの薬剤は、種類も濃度も歯に対して安全性が確認されたものに限定されています。

ホワイトニングで使用される薬剤は、主に過酸化水素と過酸化尿素などです。

過酸化水素はオキシドールとも呼ばれており、高濃度の過酸化水素が肌に触れると炎症を引き起こす可能性があります。

そういった薬剤へのイメージから、『歯に悪いのでは?』と心配になる方もいるでしょう。

しかし、ホワイトニングで使用する薬剤は触れても歯にダメージを与えるような濃度ではないため、歯科医師の指示に従っていれば安全です。

色戻りすることがある

ホワイトニング完了後、白くなった歯がまた黄色くなるとホワイトニングのダメージかもしれないと思うかもしれません。

ホワイトニングの効果は永久的に続くものではなく、治療方法によって多少異なりますが、効果持続期間は約3か月〜1年です。

ホワイトニングの効果が弱まると徐々にホワイトニング前の色にもどります(色戻り)。
歯の白さを保ちたい場合は、定期的にホワイトニングを行うなどのメインテナンスが必要です。

ホワイトニングが受けられない方の特徴

科医師の指示の下で行うホワイトニングは安全ですが、一部安全性を確保できないためホワイトニングが受けられない方がいます。

ここで解説する7つの特徴に当てはまっている方は、ホワイトニングが受けられない可能性があります。

18歳未満の方

18歳未満の方はホワイトニングが受けられない場合があります。

18歳未満の方は歯がまだ成長段階であるため、ホワイトニングの薬剤でダメージを負ってしまう可能性があります。

そのため、安全性が確保できないとの理由で18歳未満のホワイトニングを行っていない歯科医院が多いです。

しかし、最近は薬剤の開発により、歯の成長段階にある18歳未満の方でも制限付きでホワイトニングが受けられることがあります。

18歳未満の方でホワイトニングを受けたい場合は、一度受診予定の歯科医院に問い合わせて確認してみましょう。

ただ、大人のホワイトニングで使用するものより薬剤の濃度などが低いため、得られる効果には限界がある可能性を理解しておきましょう。

虫歯や歯周病の方

虫歯や歯周病の方はホワイトニングの薬剤によって痛みや炎症が起きる可能性があります。

そのため、虫歯や歯周病を放置したままホワイトニングは受けられません。

ホワイトニングを受けたい場合は、まず虫歯や歯周病の治療を完了させてからになります。

歯にひびが入っている方

歯にひびが入っている場合、ホワイトニング治療は控えた方がよいでしょう。

歯にひびが入っていると、通常は固く守られている歯の内部にホワイトニングの薬剤やしみこんでしまい、強い痛みを感じる可能性があります。

ひびが深く神経まで達していれば、ホワイトニングをすることによって歯髄炎といった炎症を引き起こすかもしれません。

歯髄炎は痛みが非常に強く、神経を抜き取る根管治療などが必要になる場合もあります。

歯にひびが入っている場合、まずはひびを完治させてからホワイトニングを受けるようにしましょう。

妊娠中や授乳中の方

歯科医院で使用されるホワイトニングの薬剤は、大人には安全性が確保されたものですが、胎児や乳児には悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、妊娠中や授乳中の方はホワイトニングを受けられない可能性が高いです。

ただ、ホワイトニングの薬剤が具体的に胎児や乳児にどのような影響があるかは分かっておらず、今後の開発などでホワイトニングができるようになるかもしれません。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症とは、本来体内で生成できるはずのカタラーゼと呼ばれる酵素が生成できない病気です。

カタラーゼには、ホワイトニングでも使用される過酸化水素を無害な物質に分解する働きがある酵素です。

通常は、ホワイトニング時に過酸化水素を飲み込んでしまってもカタラーゼで分解されるため、健康に影響はありません。

しかし、無カタラーゼ症の方は過酸化水素を飲み込んだ場合、無害なものに分解できる健康に影響を与える可能性があります。

そのため、無カタラーゼ症の方にホワイトニング治療は禁忌とされています。

光線アレルギーの方

光線アレルギーとは、日光などの光にあたることで皮膚に赤みやかゆみが生じるアレルギーの一種です。
日光に反応する方が多いですが、特定の光源に反応することもあります。

歯科医院でおこなうホワイトニングは薬剤を塗布した歯に特定の波長をもつブルーライトを照射することで効果を発揮します。

ブルーライトと日光は違うものですが、光線アレルギーであればブルーライトにも反応してしまうかもしれません。

ただし、ホワイトニングの治療方法には、ブルーライトを使用しないものもあります。
光線アレルギーの方はブルーライトを使用しないホワイトニング治療を選ぶようにしましょう。

嘔吐反射や呼吸器疾患のある方

嘔吐反射や呼吸器疾患のある方は、ホワイトニングを受けることで症状が誘発される可能性があるため、ホワイトニングを受ける際には注意が必要です。

嘔吐反射がある方は、マウスピースの装着が難しい場合があるため自宅でのホワイトニングが難しいかもしれません。

しかし、口を開けるための開咬器の装着が可能であれば、歯科医院でのホワイトニングはできる可能性があります。

また、呼吸器疾患がある方は、使用する薬剤から発生する微量なガスが原因で、喘息発作などが起こるかもしれません。

嘔吐反射や呼吸器疾患のある方でホワイトニングを受けたい場合は、歯科医院とよく相談しながら進めるようにしましょう。

ホワイトニング4つの種類

ホワイトニングには主に4つの種類があります。
それぞれがどのような治療方法なのか解説していきます。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で受けるホワイトニングです。

オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士などの有資格者が施術するため、ホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を使用できます。
歯肉ではなく薬剤が付着した歯が痛む場合は、できるだけ早く歯科医院を受診し、診察を受けましょう。

そのため、個人差はありますが、1回の施術で効果を実感できることもあります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、自宅などで自分で行うホワイトニングです。

歯科医院でマウスピースを製作し、マウスピースに薬剤を入れて歯に装着します。
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、患者さんが自宅で安全に使用できる濃度です。
そのため、オフィスホワイトニングに比べると効果が出るまでに時間がかかります。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせたものです。

それぞれのホワイトニングを単体で行うよりも短期間で効果を実感できるでしょう。
ただ、同時に2種類のホワイトニング治療を行うため費用は高くなりやすい点がデメリットです。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングとは、市販されているホワイトニング用の歯磨き粉などを使用して、自分で歯を白くするものです。

市販されているホワイトニング系の製品は、安全性上、歯に付着した汚れを除去するだけで、漂白作用はありません。

気軽に歯を綺麗にしたい方にはおすすめですが、しっかりと歯を白くしたい方には少し物足りないかもしれません。

ホワイトニング後に注意すること

ホワイトニング治療直後の歯は、薬剤によっていつもより刺激などに弱くなっている場合があります。
最後に、ホワイトニング後に注意することを4つ解説します。

ホワイトニング後2~3時間に避けてほしい物

ホワイトニング後2~3時間で食べることを避けてほしいものは以下の6つです。
・酸性が強い飲食物
・柑橘系食品
・炭酸飲料
・ヨーグルト
・スポーツドリンク
・アルコール類
 など

このような飲食物は、通常は口にしても問題ありませんが、歯を溶かす作用があるとされるものです。

ホワイトニング後は、歯の表面の膜が剥がれ刺激などに弱くなっている状態であるため避けた方が良いです。

ホワイトニング後24時間は控えてほしい物

ホワイトニング後24時間は控えてほしいものは以下の9つです。
・コーヒー
・赤ワイン
・紅茶
・緑茶
・コーラ
・トマト系(トマトソース・ケチャップなど)
・カレー
・醤油
・チョコレート
 など

これらは色素沈着しやすい飲食物で、ホワイトニングで保護膜が薄くなっている状態では、色素沈着が起きやすいです。

せっかくホワイトニングを行ったのに効果が薄くなってしまうため、より効果を実感したい場合は口にするのは避けましょう。

歯磨きには「ホワイトニング歯磨き粉」を使用する

歯磨きをする際に使用する歯磨き粉は市販の『ホワイトニング歯磨き粉』を使用しましょう。

ホワイトニング歯磨き粉には、歯を白くする効果はありませんが着色汚れを落としてくれる効果があります。
ただ、市販のホワイトニング歯磨き粉の中には研磨剤が多く含まれている場合があります。
研磨剤が多く含まれていると歯の表面を傷つけてしまうかもしれません。

そのため、できるだけ研磨剤が含まれていないホワイトニング歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
研磨剤の成分としては、以下のものが代表的です。
・無水ケイ酸
・リン酸水素カルシウム
・リン酸水素ナトリウム
・重質炭酸カルシウム
 など

不安な方は歯科医院で相談するか、購入する際薬剤師に相談するなどして低研磨剤の歯磨き粉を選びましょう。

定期的に歯科医院でケアを受ける

1回の治療でホワイトニングの効果が得られたとしても、定期的に歯科医院を受診しケアを受けるようにしましょう。

ホワイトニングの効果はあくまでも一時的なものであり、ケアを受けなければ徐々に元の歯の色に戻ってしまう可能性があります。

ホワイトニングの効果を維持したい場合は、定期的な歯科医院の受診を忘れないようにしましょう。

まとめ

『ホワイトニングをすると歯がもろくなる』と聞いたことがあるかもしれませんが、正しい方法でホワイトニングを行えば歯がもろくなることはありません。

ホワイトニングで歯がもろくなるといわれる理由には、知覚過敏のような症状が出たり歯肉にしみたりするためです。

ただ、このような症状は一時的な症状であり、歯がもろくなっているわけではありません。

虫歯や歯周病の方、妊娠中や授乳中の方など一部ホワイトニングが受けられない方もいるため、治療を受けたい場合は一度歯科医院に相談してみましょう。

アップルロード・デンタルクリニックでは、ホワイトニング治療も行っています。

ホワイトニングでは、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなどの4つの治療方法から選択が可能です。

それぞれ専用のホワイトニング剤を使用しているため、安全性を確保しつつホワイトニングの効果を実感していただけるでしょう。

歯のホワイトニングをしたいと思っている方は、ぜひ一度アップルロード・デンタルクリニックへご相談ください。

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